佐賀

佐賀県(さがけん)は、地方自治体である都道府県のひとつで、九州地方の北西部に位置する県。日本海と有明海の二つの海に接する。県西部には陶磁器の産地として古くから有名な唐津・伊万里・有田などがある。
古代には、「肥前」とされ、中世には「佐嘉」とされたが、明治維新の時に「佐賀」に改められた。この「佐嘉」の名は、日本武尊が今の佐賀を訪れた時、楠が大きく茂っている様子を見て、「この国は『栄の国』と呼ぶがよかろう」と言った事に由来する。この詳細は肥前国風土記に記されている。

日本の西部(西日本)または南部(南日本)、九州地方の北部(北部九州)または西部(西九州)に位置している。佐賀県本土は、九州に含まれ、北東部は山地、南東部は平野、北西部から中部、南西部にかけては緩やかな山地となっている。

北東部の脊振山地では林業、北西部から南西部にかけての丘陵地帯では石炭採掘がかつて盛んであったが、今では跡が残るだけである。南東部の佐賀平野は穀倉地帯で、各種農産物が生産される。

佐賀県の主な地形
佐賀平野(筑紫平野)
東松浦半島
佐賀県の山
脊振山地(筑紫山地)
多良岳山系の経ヶ岳(県内最高地点・1076m)、脊振山(1056m)、天山(1046m)
佐賀県の河川、湖
筑後川(佐賀県内を流れる分は15.5km)、嘉瀬川(57.5km)、松浦川(45.3km)、六角川(43.6km)
北山ダム、嘉瀬川ダム(建設中)
佐賀県周辺の海
有明海、諫早湾
玄界灘、唐津湾、伊万里湾、壱岐水道
佐賀県の主な島(全て玄界灘に位置している。)
高島(たかしま)、神集島(かしわじま)、小川島(おがわじま)、加唐島(かからじま)、松島(まつしま)、馬渡島(まだらじま)、加部島(かべしま)

古代には、今の長崎県本土とともに「肥前」とされ、中世には「佐嘉」とされたが、明治維新の時に「佐賀」に改められた。
「佐嘉」は、風土記の一つである「肥前国風土記」に記された、“昔者(むかし)、樟の樹一株此の村に生ひたりき。幹枝秀高く、莖葉繁茂り、朝日の影には、杵嶋の郡の蒲川山を蔽ひ、暮日の影には、養父の郡の草横山を蔽へりき。日本武尊、巡幸しし時、樟の茂り榮えたるを御覽はして、勅りたまひしく、此の國は榮(さか)の國と謂ふべし、とのりたまひき。因りて榮(さか)の郡といひき。後改めて佐嘉の郡と號く”(日本武尊が御巡幸の時、楠樹の栄え繁る有様を見られ、この国は『栄の国』と呼ぶがよかろう、と申され、その後『栄の都』といい、改めて佐嘉郡と呼ぶようになった。)との文が由来である。
古代から稲作文化が栄え、菜畑遺跡、吉野ヶ里遺跡などの遺跡がある。また、前方後円墳が数多く残っており、統治者の影がうかがえる。